産後矯正〜手首の痛み〜

新米ママさんにあるあるなお話し。産後2カ月くらいから手首が痛む。そのうち治るだろうと思っていると症状が酷くなりペットボトルが開けられなくなる事も。

 

《原因》

1 子育てにまだ慣れていない

赤ちゃんが2カ月だったらママだってママ歴2カ月。抱っこの仕方だって、授乳の仕方だってわからない事だらけ。毎日毎日思考錯誤で子育て真っ最中。そうなると手首にすごく負担のかかる動作をしてしまうものです。

 

2 肩こりや背中の張り

本来物を持ったり、何かをつかもうとしたりする時は背中の筋肉を充分に使わないと行えない動きです。しかし、毎日赤ちゃんを抱っこしたり家事を頑張ったりと肩や背中の筋肉が疲れきってしまいます。そうなると背中の筋肉が使えない分腕や手首の筋肉を使わないと動作が行えなくなります。背中と手首の筋肉が協力し合っていたのに手首だけになってしまったら当然痛くなりますよね。

 

3 ホルモンの関係

妊娠中は副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)が多く分泌されています。ステロイドホルモンは痛みや炎症を抑えてくれるので出産する事ができます(それでも出産はすごく痛いですけどね笑笑)。しかし、出産と同時に徐々にホルモンは少なくなっていくので痛みが敏感になってしまいます。

 

4 ストレス

家事に子育てにと毎日寝る暇もらなく動きっぱなし。ましてや初めての事ばかりでストレスが溜まりまくり。イライラは交感神経ですので痛みを誘発させる神経と同じ。神経が高ぶっちゃうと痛みも強くでてしまいます。

 

 

5 カルシウム不足

母乳をあげているとどうしてもお母さんの栄養は赤ちゃんにいってしまうもの。特にカルシウムは骨を丈夫にするための栄養ですのでカルシウムが減ってくるとしっかりと体が支えきれなくなってしまい痛みが出てしまいます。

 

 

6 骨盤の緩み

出産時は赤ちゃんがスムーズに通れるように骨盤は緩くなっています。骨盤は産後すぐに戻るわけではありません。そんなゆるゆるな状態で身体を支えていると身体中に負担がかかってしまいます。

 

 

 

《対策》

1 子育てサロンに参加する

最近は地域の子育てサロンがとても充実しているように思います。子育てサロンには先輩ママがたくさんいたり、助産師さんが来ていたりします。そんな方達にアドバイスをもらうと手首に負担のかからない抱っこの方法とか教えてもらえますよ。

 

2 バランスのいい食事を摂取する

母乳にはたくさんの栄養が含まれています。その栄養はお母さんから分け与えられているもの。となるとどうしてもお母さんは栄養不足になりがち。子育てに家事にと時間がないからと言って偏った食事を摂っていると骨粗鬆症の危険も。しっかりと栄養を摂って自分も赤ちゃんも元気に生活しましょう。

 

3 誰かの助けを借りる

痛みが出るときはやはり体が悲鳴を上げている証拠。痛みがある時はストレスも溜まりがち。痛くてイライラしちゃうと楽しい子育ても苦痛にしかなりません。お母さんだからなんでも一人でやらないと!っと頑張ってる人ほど痛みが出やすいもの。時には旦那さんや両親に手助けしてもらいゆっくりと体を休めるのも必要です。でも頼る人がいない!って方も少なくないはず。今は各自治体で手助けしてくれるサービスもあります。一度自治体に相談するのもいいかもしれませんね。

 

5 サポーターをする

今は薬局でも機能が優れたサポーターがたくさんあります。水仕事するときは少し不便ですが、その他の時間帯にサポーターをしてあげるだけでも手首は休まります。

 

4 骨盤矯正をして体のバランスを整える

産後の身体はとってもデリケートなもの。出産で緩んだ骨盤は体を支える力がまだ戻ってません。そんな時に是非やってもらいたい事は「産後矯正」。産後矯正は骨盤を整え、骨盤周囲の筋肉を再生してくれるもの。土台がしっかりとし、身体のバランスが良くなれば体全体を上手に使うことが出来ます。そうすると余分な力が手首にかからないので痛みが出にくくなります。

 

産後矯正は骨盤を整えてくれるだけではなく、自律神経を整えてくれる効果もあります。

また、この時期に骨盤矯正をしておくと骨盤が引き締まりやすくなり、妊娠前よりも体型が綺麗になる事もあります。

苺花接骨院の産後矯正は骨盤矯正だけではなく、手首の痛みや肩こり、腰痛、膝の痛みもケアしています。

産後矯正のベストな時期は産後2ヶ月~1年と言われていますが、2年、3年経過した後でも結果は出ています。

お気軽にご相談ください。